まだまだ知られていない国、ミャンマー
みなさん、こんにちは!ピースボートセンターふくおかの讃井悠介(さんこん)です!
今日紹介するのは、昨年2019年に世界遺産に登録された、ミャンマーのバガンをご紹介します。
ミャンマーには大きくわけて8つの民族、少数民族を合わせると135の民族がいると言われています。
国民の約9割が仏教徒です。その多くの仏教徒の聖地でもあるのがバガンです。
世界三大仏教遺跡を目指して
首都ヤンゴンから飛行機で、1時間20分。
バガン空港は小さく、ターミナル(と言っても受付カウンターと待合所しかなかったです)と飛行機は歩いて移動でした。
この地域は、バガン王朝(約1000年前のミャンマー最初の統一王朝)の繁栄を示すため、11~13世紀の約250年間の間に建設された寺院や仏塔(パゴダ)が集まっています。
ミャンマーでは、パゴダはお釈迦様の住む家と考えられています。
パゴダを建てることは人生最大の功徳とされているのです。
バガン王朝の国王は、パゴダを築きはじめました。
仏教の広がりとともに国王以外もパゴダを建てはじめ、バガンには2000~3000ものパゴダが立ち並んでいます。
バガンの遺跡群は、カンボジアのアンコール遺跡、インドネシアのボロブドゥール遺跡と並ぶ世界三大仏教遺跡です。
それぞれの祈りが詰まった寺院やパゴダ
バガンで最大にして最も美しいといわれるのが、1091年建立のアーナンダ寺院です。
正方形の形をしていて、中央には高さ約10mの4体の仏像が東西南北を向いています。
ダマヤンヂー寺院は、自分が王位に就くために父と兄を暗殺したナラトゥ王が建設を始めました。
ですが、何者かに暗殺されたため工事が中断されたままの姿で残っています。
ティーローミィンロー寺院は、1215年に王が王位継承者に選ばれたことを記念して建てられました。
合計8体の仏像が納められています。
シュエサンドパゴダは、1057年建造の規模の大きなパゴダです。
このパゴダは上に上がることができ、ここから見下ろすバガンの景色は、緑が広がり、所々に赤茶けた大地がのぞき、そしてパゴダが聳えたっている美しい風景が広がります!
夕日もそうですが、特に朝日が素晴らしかったです。
朝4時に起床して遺跡を目指し、暗い中のぼり、朝日が昇るのを待ちました。
何故か、僕の脇にはずっと犬がついてきて一緒に眺めることになりました。
ミャンマーは、まだまだ知られていない国だと思いますが、
魅力がとっても詰まった国でした。
人もすごく温かかったです。
最後の現地の方と一緒の写真は、ダマヤンヂー寺院で出逢った方です。
というか、物売りさんですが20分間ずっと僕だけに狙いを定めて(?)、漆の入れ物を勧めてきました。
僕も正直あそこまで粘ってくる商売人は初めで根気負けして買いました。
彼女の「やってやったぞ」というこの笑顔をご覧いただきたいと思い載せました。
あのしつこかった漆の入れ物は、今は大切な物を入れるケースとして愛用しています。
今回もここまで読んでいただいて、ありがとうございました。
ピースボートセンターふくおか 讃井悠介(さんこん)