こんにちは!スタッフのみしょーです! さて、2週に渡り天国の谷や世界の最果てを紹介してきましたが、 ここでいきなりですが問題です。 Q.世界最強のパスポートはどこの国でしょう?? 勘がいいそこのあなたはもう気づいていますね……そうです、日本のパスポートなんです。 「いやいや、そもそも最強ってどういうこと?」と思っている方も多いはず。 今日はなぜ日本のパスポートが最強と言われるのか、そして実際にピースボート乗船中に実感した瞬間をお伝えします! ■世界最強ってどういうこと?? 皆さん国籍によって持っているパスポートは異なりますよね。 実はそのパスポート次第で、ビザなしで入れる国や手続きが全然異なってくるんです! そして、今年の1月に発表された世界のパスポートランキング… 日本が191カ国で単独世界1位になったんです!! ※ちなみに2位シンガポール(190カ国)、3位韓国・ドイツ(189カ国)、以下ヨーロッパや北欧諸国が続いていき下位は中東の抗争がある地域が多めの傾向のようです これは本当にすごいことです。ビザなし行けると書きましたが、簡単に言うと世界の国々が自分の国に訪れるハードルを下げて日本を認めてくれているということです! ■つまり…?? 世界には未だに難民問題や経済格差、違法就労、麻薬などたくさんの問題がある中、日本は経済的に安定もしていて、そういった心配も少ないから、入っていいよ!!とたくさんの国が信じてくれているということ。 なんだか嬉しい。。。 真面目で細かい日本ってイメージもある人もいると思いますが、この勤勉さが信用につながって、私達の旅の幅を広げているって考えたら、ちょっと頑張っていける気がします!!😭✨ ■船に乗って体験した、国籍が違う“だけ”なのに… でもこれ、当たり前に日本のパスポートを持っている私達からすると、普段の生活でなかなか感じないことです。 私自身初めて「船にのりたい!!」と言ってから、実際にビザが必要だったのは、20カ国ほど訪れる中で、「ブラジル」のみ。それも紙を1枚ペラっと書いて旅行会社に提出するだけでした。 ピースボートが初めての海外旅行で、手続き面等かなりビビっていた私にとっては「え?これだけでいいの?」って感じでした正直。 (ちなみに私が訪れた2年後には、ブラジルもビザなしで行けるようになりました!すごい。) 実際にピースボートで世界一周に出発してからも、訪れる港ではIDカードと呼ばれる乗船時にもらえるカードをピッ!っとするだけで船から降りられる国がほとんどでした。楽すぎてびっくりです。 そんなある日、「明日の寄港地(訪れる港)、自由行動で誰か一緒に行こうよ〜」と、船で何人かで話していたときでした。そのうちの一人が急に、 「ごめん。私一緒に降りられないと思うから、みんなで行ってきて〜」 と、一言。😳 理由を聞くと、 「小さいときから日本で育ってて別に何も変わらないけど、生まれが日本じゃなくて、国籍だけ違うんだよね><だから、私の国のパスポートだと、多分入国審査が時間がかかるし、うまく行かなかったらみんなに迷惑かけちゃうからさ〜」 と当たり前のように話していました。 その子が自分のアイデンティティやルーツを大事にしていてそのままの国籍なのか、変えたいけど簡単には行かない事情があるのか、はたまたそこまでは気にしていなかったのか、までは流石に聞いていませんが、結構私にとっては何気なく放たれたこの言葉は衝撃でした。 私にとっては、何も変わらない一緒に旅する友達です!まさかこれが理由で寄港地を一緒に回れないなんてことがあるとは。一緒に港まわりたかったなあ…とつくづくいまでも思います。 よくよく聞くと、その子は「毎回訪れる国が自分のパスポートだと色々条件が違うから、確認しとかなきゃなのは結構大変かも〜」とも言っていました。 乗船前に、手続きが思っていたより簡単だとわかって、全く気にせず毎回船から降りていた私からしたら、当たり前に生きたい国を選べて、気軽に見たいものを見に行ける環境にいること、本当に有難いことだなと痛感しました。 ■世界にはピースボートを楽しみに待っていくれている人がいる これも実際にお客さんとして寄港地での、現地の方々との交流ツアーに参加してみて感じたことです。ピースボートで訪れる国の中には、私達が訪れるのを楽しみに待ってくれている方たちが本当に世界中にたくさんいます。 日本に興味があるけど、自分たちではなかなか行けないから、来てくれて嬉しい!と快く受け入れてくれる方々、中にはその国の情勢や経済事情では自分たちの国から出ることさえ難しい、という場所もあります。 そしてそんな現地の人たちと交流していたりすると、たとえ言葉はわからなくても、 「自分たちの国に来てくれてありがとう!!楽しんでいってね^^」 という気持ちや暖かさが、バンバン伝わってきて、“会いに行ける”ってすごいな〜、本当にここまで来てよかったな〜と世界一周中に何度も嬉しく思いました。
(左から順に、ジャマイカでの港での歓迎/南の島アピアの現地新聞にピースボートが!/南アフリカの陽気なサファリガイドさん) ■今、まさに感じる瞬間。 実はこのお話、最近のコロナウイルス流行のモヤモヤの中、ふと思い出したんです。 今、私たちは旅行や遊びにいけなくなってストレスを感じているけれど、そもそも大前提に「どこにでも行ける環境」が今まで当たり前にあったからこそ、その分の反動はもっと大きく感じているのかもなあ〜…と思います。💦 最初に紹介した世界のパスポートランキング調査では、行ける国が25〜30カ国ほどしかないパスポートの国もあります。行きたい国があっても手続きが面倒だったり、国同士の問題で行けない国があったり、コロナ関係なしに普段からもどかしさを感じる人たちのほうが、むしろ多いのかも。 生まれた国だけでなくて、一人ひとりを見てほしい。という気持ちでいっぱいですが、それはなかなか現代の世界では難しいところもあるのが実際ですね…。 だからこそ、当たり前に「旅」ができることに、また一つ意味を持って、たくさんの国や人や文化に触れられたら、なにか発見があるかもしれません! ■日本のパスポート発行率は、4人に1人! さて、世界最強のパスポート発行ができる日本、実は現在発行されているのは、約3000万冊=人口の4分の1程度。その中で実際に使っていない人もいるでしょう・・・も、も、もったいない〜!! コロナウイルスが落ち着いたときに、またきっと、いろんな国の人々が世界を駆け巡る日が来るはず! そのときに、ちょっとでもこの話を思い出して、旅に飛び出してみてもらえたら嬉しいです^^ いまの自粛期間のモヤモヤも、旅ができるとなったときの反動のパワーに変えてしまいましょう〜💪