地球のおへそ~イースター島ってどんなところ?⑤~

イオラナ~!:イースター島の言葉でこんにちは
金曜日ブログ担当の澤田かをりです。(自己紹介記事はこちらから

ついに、地球のおへそも最終回です。でも、まだまだ話したいことあるのできっといきなり復活するでしょう!

今日は島の環境問題について私なりの思いを書いてみたいと思います。

最近は買い物に行くにもマイバッグが当たり前になり、レジ袋は有料化のところがほとんどです。

環境問題と一言で言っても様々ではありますが、近年海の汚染に関しては深刻な状況です。

私が住む場所(日本海側)は海が近く、時々子どもたちとゴミ拾いに出かけます。

30分もあればあっという間に満杯に。
その多くはペットボトルやプラスチック容器です。

日本語のものハングルのものがほとんど。ハングルの文字が多いからと言って、韓国を攻められる立場ではありません。

北西ハワイアメリカ西海岸には日本からのゴミがたくさん漂流しています。
また太平洋側の海岸では日本国内のゴミが海流に乗ってあつまり、漂流してきます。

大きなプラスチックは手で拾えますが、紫外線で劣化したり、波や岩礁にぶつかる、破砕されて細かくなったものなどマイクロプラスチックになったものを拾うことはほぼ不可能です。

マイクロプラスチックなどを食糧と間違えて誤飲し命を失う生き物たち、汚染された海の生物を食する私たち
同じ地球に生きているので、どこも絶対に切り離せない・・・。

ゴミが世界を旅しています。

でも、(時には動物たちも?)が楽しむものであって
ゴミは少ない方がいいし、旅しないほうがいいと私は思うのです。

私たちも船で旅をしているので、もちろんゴミは出ます。
船の中では紙ストロー紙コップをやめたり、ゴミの分別など環境に負荷がかからないよう努力しています。

イースター島に話しを戻しますね。

島にはたくさんの観光客が訪れます。島の経済の8割は観光業といわれるほどたくさんの方が島を訪れます。

そうすると、持ち込んだゴミがたくさん出ます
観光客島民の増加による環境ダメージが大きな問題となっていて、とりわけ早急な対応が求められているのがゴミ問題。

島にはゴミ焼却炉がありません。

さて、どうしているのでしょう・・・・。

島内にはゴミ処理場があります。
…と言っても、私たちがイメージする日本のゴミ処理場とはだいぶ異なるもの。なぜなら、焼却施設がないんです。

これには経済的な問題と、焼却施設による環境ダメージの問題があります。

「ゴミ処理場」と呼ばれていますが、私たちの感覚では「ゴミ捨て場」と言った方がしっくりくるようなもの。

焼却施設がないとなると、どう分別してどう処理していくのか、たいへん難しい問題です。

しかし、人口約6000人程度の小さな島に大規模な処理施設の建設はかえって環境ダメージを広げかねません

ゴミの分別、リユース、リサイクルなどの教育をしっかり行い、ゴミを最小限にして適切に処理できるサイクルが作れれば、島は十分やっていける」と前向きに考えている島民がたくさんいます。

島ではいま、この「ゴミ処理場」を「エコパーク」にし、島民みんなでゴミ問題について考え、取り組める場所とする計画が進んでいるそう。

 

また、たくさんの船が入れるように大きな港を作ろうと言う話がでました。

しかし、大きな港を作ることで環境が破壊される反対の声も多く、島に上陸するためにはテンダーボート島民の船などを利用します。

天候が悪く波が高いと上陸できないかもしれないリスクはありますが、私は大きな港はできれば作ってほしくないと思っています。

島を守るために私たちが出来ることは?
島を訪れた時に自分が出したゴミを持ち帰るということだと思います。
実際にツアー中などに出たゴミはすべて船に持ち帰っています!

 

環境問題と聞くと、ちょっと難しそうで敬遠しがちですが、

買い物バッグを持ち歩く

少量のものなら袋に入れずに手で持ったりや鞄に入れる、ゴミはきちんと分別する。

もうちょっと頑張れそうなら

水筒を持ち歩く、お弁当箱を使う

など、楽しみながらまずは自分の身の回りだけでも変えると、巡り巡って隣の人や隣の国、
そして、私の愛するイースター島までも守れると信じています!

ちょっとハチャメチャな私の自己満足に近い(苦笑)イースター島のお話もひとまずおしまいです。

ではまた来週~~~!!