2019年4月、20歳の時に101回クルーズ乗船
以下:ピースボートセンター福岡=福岡ピーセン、ボランティアスタッフ=ボラスタと略表記
地球一周、目指したきっかけは?
昔からポスターの存在のみ知っていて、地元田川の商店街のシャッターと、箱崎のセブンのトイレ、飯塚の歯医者さんの壁に貼られているのは見ていました!
ただ、その当時はボランティア割引の仕組みを知らなくて「100万なんて高いわ!自分とは関係ない」とそもそも興味すらなく、時は過ぎて行きました(笑)
高校卒業して無職だったときに、たまたま知り合った人にワーキングホリデーの存在を教えてもらって「え、海外で働きながら住めるん?しかも100万あれば2年は住めるん?お金貯めるしかないやん!」とその気になっちゃってワーホリについて調べていたところ、「ピースボートは割引を貯めたら無料で世界一周に行くことができました」と書かれた記事に出会いました。
さらに衝撃的でした、当時お金がなかった自分にとっては運命だと思いました。
「え?タダで世界一周行けるってほんと?ボランティアとは?」と思って速攻で福岡ピーセンの説明会に飛び込んで(田川から天神って3時間弱かかりますがもう悩むことなく突っ込みましたね)原口ミショーと廣田バショーというやたらイケてる姉さん兄さんスタッフの話の面白さもあって、その場でクルーズにエントリーしました!!!
それから私の人生第二章が始まります。
学校や就職・両親・お金はどうした?
無職なので時間は問題なし。
両親は「お金を全て自分でどうにかするんなら行ってきない」「反対したところでアンタは行くやろうが」とすんなり了承。
お金に関してはそのときの貯金は10万円もなく、ポスター貼りをしながら週末はバイトをしていました!
でも結局足らず、「やべえこんままやったら港に降りても散歩しかできねぇ」となり、最終的にはお小遣いの8万円を母親と祖父祖母に援助してもらいました(笑)
どのくらいの頻度でボランティアスタッフ活動をしてた?
平日は週4〜5のポスター貼りをし、週末はアルバイトへ。
毎日田川から天神まで通うのはかなり大変なので、福岡にあるピースボートのシェアハウスに住みました。ありがたいことに福岡のシェアハウスってお米が無料なんです(これ、福岡だけなのかな?(笑)😲)なので主食はご飯。毎回ご飯1合と納豆1パックを食べてから、ポスター貼り出発してました!!
もちろんポス貼りにはシェアで作ってきたオニギリを持って行ってランチ代も節約です!夜ごはんはシェアハウスのみんなで作ったりしていました。
シェアハウスに住んでみてどうだった?
※以下シェアハウス=シェアと表記
シェアでは廣田バショーから「花嫁修行だ!」と料理のアレコレを教わりましたし、シェアのみんなでお酒を飲んで地球一周への夢を語り合ったり、夜な夜な博多港まで散歩したり、100回クルーズの出航を18切符を使って5泊かけて見送りに行ったりしました。
シェア生活の4ヶ月は修学旅行みたいな感じでした。
ポス貼りって大変?
私は、全クリ(=割引を全額分ためること)してから1年10ヶ月経ちます。
思い返してみると、当時はアドレナリンがドバドバで「絶対に全クリしてやる!!!!」と超絶モチベが高かったので大変なんて言ってられない状況でした。やるしかないって感じです。
スタッフになってから、2回ほどポスターを貼りに行きましたが、めちゃめちゃ大変です(笑)もう次の日に筋肉痛になるわ動けないわで「ポス貼りしよるボラスタ達よ、、、まじで君らすごい、、、」と尊敬しています。
もちろんボラスタ時代の私も、ポス貼り中に1回だけ折れかけたエピソードがあります。
割引も半分を過ぎる頃、100枚貼れると言われている広いエリアにいったんですが、なんだか突然精神的にしんどくなってスタッフのサンコンに電話をかけました。「かめ、次の一軒頑張るんだ!貼れなかったら帰ってもいいよ!」となぐさめられて号泣しました。
数分泣いた後、新聞屋さんに入りましたが、そこの方々がとてもいい人たちで立ち直ることができ、その日は100枚以上貼ることができました!
ピーセンはカメにとってどんな場所だった?
地球一周に行くために割引を貯める場所ですが、それだけじゃないです。たくさんの愛をもらった場所です!!
ピーセンでの思い出を語り出すと止まらないので、それはご自身で体感してください!!!
ポス貼りをしたくない日はピーセンに行くだけ行って、どうぶつの森だけをするくらい気楽に通えるサードプレイスでしたね。髪の毛を切ったら一番に見せたいのは福岡ピーセンのみんなでした。
地球一周前に楽しみにしていたこと
とにかく地球一周がどんなものなのか全くイメージがなかったので、全てにおいて楽しみでした。
地球一周に行ったら自分の夢とか目標とかやりたいことが必ず見つかるだろうと思っていたので、そういった自分の変化や成長も楽しみでした。
地球一周してみて、楽しかった・印象に残ってること
地球一周に行ったのは良いけど、夢や目標は見つかりませんでした!!いろいろな経験やたくさんの出会いがあったので成長はしたかとは思います!
船内でいちばん熱中していたことは‟よさこい”です!!
101回クルーズではピースボートクルーズ史上初の、よさこいプロジェクトがありました。なんと高知県の強豪チーム”ほにや”とのコラボなんです!
その中でもニューヨークの港で行われた、国連のイベントで演舞を披露をしたことはとても印象深いです。
ニューヨークでの演舞の様子はこちら
(↑マンハッタンの街並みをバックによさこい演舞)
約10分の演舞のために昼の練習プラス、夜もみんなで集まって練習し、自主練もたくさんしたので、終わった後にはすごく達成感がありました。
下船後に原宿よさこいのステージにも出場しているのでぜひYouTube(「原宿 よさこい ピースボート」で検索してみてね)で見てみてください〜!!!
なんでスタッフやろうと思った?どのタイミング?
下船する前日に波へい(洋上居酒屋)でスタッフさんこんとお話して「1人でも多くのヤング世代がいれば楽しいだろうな」「なんとなく興味がある」「ひとまず研修の3ヶ月だけ」「あわなければやめよう」とスタッフになることを決めました。
将来の夢や目標は?
「生きづらさ」をこの社会から無くしたいです。
ただ「生きづらさ」といっても範囲は広いし、自分のチカラだけじゃ到底むずかしいので、誰かの人生が少しでも楽になれたら良いなと思います。
私自身、何かしらと生きづらさを抱えている人間なので、人よりも仕事や生活することに神経を使うし体力もいるんです。
この日本で生きづらさを感じているひとは多いので、そういったひとも胸をはって自分が自分らしく在ることができると良いですよね。
実際になにか動き出してみた?!
そのためには、まずは自分から発信していかないと!と思いました。
今は「ジェンダーに関する生きずらさ」に特化して、大阪ピーセンのブログも書かせてもらったり、ピースボートオンラインコミュニティOCEAN(参加はこちらから)のイベントでお話したりしています。
ピースボートのオンライン地球一周があるときはLGBTQsの企画にも携わるので、興味あればぜひ見てください!!
過去のオンライン地球一周イベントページ(※次期開催未定ですが、地球一周が気になる方・船上イベントを見てみたい方はぜひご覧ください♪)