みなさま、こんにちは!
ピースボートセンターふくおかの讃井悠介(さんこん)です。
僕は毎週月曜日に世界遺産の紹介をしていますが、今回は1日早く一つ記事を書かせていただきました。
ちょうど1年前のこの日、僕はエジプトにいました。
昨年春からの101回クルーズは104日間で世界五大陸を訪問するクルーズでした。
僕は「よさこい」担当として乗船しました。
これまでのクルーズでは、「自主企画」の担当(参加者の方の趣味や特技を活かした船内企画を行う際のサポート)でしか乗船したことがありませんでした。
よさこい
正直、担当の話をいただいた時も「高知の踊り」としか知っていることがありませんでした。
今回のよさこいプロジェクトは、本場の高知よさこいの名門「ほにや」からインストラクターとして岡田良太先生を招いてレッスンを進めていくということです。
ピースボートでは初めてのプロジェクトです。
101回クルーズは、1000名以上の方が乗船されました。
その中で、よさこいプログラムを受講された方は約60名。年代も国籍も異なる方でした。そしてほとんどの方がよさこい未経験でした。
最初の授業は、鳴子(なるこ)の持ち方、鳴らし方です。
鳴子をうまく鳴らすにもこつがいるんです。
船内生活では様々なイベントがありますが、みなさん船内を動きまわりがらも、少しずつ振りの練習をしていきます。
洋上運動会の練習の合間にも、船酔いしてしまった時にでも、多くのメンバーが毎日練習重ねていきました。
長いインド洋を抜けたあと、船はスエズ運河に入りました。
多くの人がスエズ運河を見ている中でも自主練習に励むメンバー、そして夜遅くまで練習しているメンバー、みんながエジプトに向けて練習に励んでいました。
実はクルーズが始まってから、エジプトのピラミッドをバックによさこいを踊るオプショナルツアー(クルーズ参加者が乗船前に予約をしておく有料のツアー)が発表されたのです。
おそらく世界でも初めてのことでしょう!
すっごい暑かったですが、このプロジェクトの為に作製された衣装に身を包み、ピラミッドの前で踊りました。
その後も航海が続いていき、ニューヨークの国連主催のイベントでも披露しました。
僕自身は全く踊れませんでしが、このプロジェクトに関わっていただいた方がどんどん上達していく様を見ることができ幸せでした。
今、世界は初めてと言えるほどの不安に包まれていますが、早く終息し元気な町が戻ってきますように。
残念ながら、毎年夏に高知県で開催されるのよさこい祭りは新型コロナウイルスの影響で中止になってしまいましたが、来年は開催されることを願っています。
ピースボートセンターふくおか 讃井悠介(さんこん)