カリブ海に浮かぶ島
カリブ海の東端に位置するバルバドス。国の大きさが鹿児島の種子島と同じほどの、世界的に見ても人口密度が高い場所です。最初にポルトガル人がこの島を見つけ、草の生い茂る姿を見て「イスラ・デ・ロス・バルバドス(あご髭を生やした男の島)」と言ったのが、国名の由来と言われています。
イギリスにとって重要な場所
バルバドスは、17世紀から19世紀にかけてイギリス人が来て街を作っていきました。イギリス植民地時代の街並みを残しています。バルバドスは、中南米地域から大西洋を横断してヨーロッパに向かう為の、重要な中継地点だった為、イギリスは街を発展させていきました。
当時、島ではタバコやサトウキビを生産して輸出していました。生産を拡大させる為に、アフリカから多くの奴隷が連れてこられ、現在の人口の90%はその末裔と言われています。
くねくね道が特徴
他のカリブ海の植民地の街並みは、道路が碁盤目状になっている場所が多いですが、バルバドスは細い道が曲がりくねっています。イギリスが、他国とは違ったコンセプトで作ったためであり、この点が非常に珍しいので世界遺産に登録された理由の1つにもなっています。
夕刻の時間は、是非カリブ海に沈む夕陽を眺めてゆっくり過ごしてみてください。