天国の谷に行ってきた!
こんにちは!スタッフみしょーです★★★
世界には天国に一番近い島といった、まるで天国!!!と例えられる場所が色々ありますが、みなさんは『天国の谷』と呼ばれる場所を知っていますか??

その名もバルパライソ!! (Valparaíso)
実はここ、世界遺産の街〜バルパライソの海港都市とその歴史的な町並み〜なんです。

ん?どこ?と、きっといま皆さんは思ったはず!!私も全く同じでした。

私が初めての地球一周で訪れる港の1つに入っていた、チリのバルパライソですが、訪れる5日前までそんな港あったっけ??何があるっちゃろ~?と一番期待していなかった場所です。

そんな私がいまどこをお勧めする?と言われたら、迷わず「バルパライソ!」と答えるでしょう。

なぜこんなにも“バルパライソ大好き人間”に180度変わったのか…その魅力をお伝えします★

何といっても、丸々街ごとアート!

バルパライソの情報や場所は後にして、とにかく先に伝えたいのが、バルパライソのストリートアートです

青空美術館と呼ばれるほど、お店も住宅も、ふとした街角にもとにかくハイクオリティなストリートアートであふれています。言葉で語るよりまずはその数々をご覧ください!
どこで写真をとっても、ザ・インスタ映え!

アートの手法に特に決まりはないみたいなので、本当に出会う作品は様々。街は丘上に入り組んでいるので、きっとその場を離れたら、迷路みたいなこの街ではまた同じ場所に戻ってくるのは困難でしょう

まさに一期一会のアートに出会える街ですなんでこんなに街がアートなのか調べたところ、街の形成の際、無機質なトタンの壁が多く、明るくしようと絵を描き始めたのがきっかけだとか。今では絵描きさんにお金を払って書いてもらうお店もたくさんあるようです。

最大傾斜50度!アセンソール!



街が丘上になっているバルパライソ。移動手段の一つとして、アセンソールと呼ばれるケーブルカーが走っています。
(写真中央の上に伸びているのがレールです)
一番古いものは、1855年製!15本のアセンソールのうち、今は10本稼働中。最近では利用する人も減っているそうですが、重要な歴史の一つとして、いまでは保護されながら、運営を続けているそう。

実際に乗ってみた!

上り100ペソ(13円)、下り90ペソ(11円)(※2020/3/14時点)

安っ!!そしてゆっくり!!ガタンゴトン!笑
乗るのは10人乗りの箱みたいな割と簡単な作りで、距離はかなり短いですが、ゆっくり進むものがほとんどなので、結構満足です。

何とも渋い乗り物だな~と同時に、上り料金のほうが高いところに人間味を感じてちょっとフフッとなりますね^^

治安は大丈夫?自由行動できるの?

このバルパライソ南米チリの2番めの都市です。いまは国会が所在し、チリの立法府としての役割を果たしています。(実は海産物等、日本にも大きく関わっているそうですがそれはまた今度…)
私自身、自由行動で行きましたが、船に乗っているときの事前情報で、丘の上に行けば行くほど治安が悪くなるので、あまり登らないで!とのこと。

実際街を歩いているとこんな感じで上までずっと道が続いています。



素敵だな〜!!とみんなで街ブラをして気づくと、どんどん上へと登ってしまっていました。
そこに山があると人は登ってしまうんですね…笑

すると突然、小さなお店のおばちゃんが出てきて、「これ以上上へ行かないで、危ないから!NO!」とジェスチャーで教えてくれました。どうやら顔が本気なので、私達もすぐに下りました。優しいおばちゃんに出会えて良かった…

もちろん安全な場所ではとにかく人々は陽気で、ストリートアートをひたすら探しつつ、パエリアを食べたり、道端では楽しげな音楽が流れていたり、のんびりな犬はついてくるし、地元でやっているハンドメイドマーケットや、木のおもちゃで遊べるイベントに突入してみたり・・・

あ、あと広場のお祭りには、なんだか怪しいミッ◯ーもいました(笑)🐭❓
世界の裏側まで来て何やってるんだ??となるかもしれませんが、だからこそ楽しかったです!

バルパライソに訪れる頃には旅も後半・・・初海外だった私でも、さすがに海外のゆるさや文化の違いは、笑って許せるようになっていました😂

バルパライソに行くなら1度は船で行くべき!

え?これだけなら飛行機でも行けるよね?と思っていたらもったいないです!!
バルパライソは夜景がとにかく綺麗なんです。

なんと言っても船から見る夜景…





チリは細長〜く丘が連なっているので、このオレンジの帯が目の端から端まで、水平線にずっっと広がって見えるんです。(写真で伝えきれないのが悔しい!)
よく考えると、真横から見る夜景ってなかなかない光景です!

日が落ちるのとおんなじくらいゆっくりと、船は今日わたしたちが旅した街を離れていきます。
入航したとき船からワクワクしながら見ていた街も、出航のときには「あ!あの道歩いたところかな?」と、その日一日を振り返ってなんだか懐かしくなる街に変わります。

大げさかもしれませんが、私が人生で心から感動した夜景は、唯一このバルパライソの船から見た夜景です。
本当に本当に、、地球一周に来て良かった。と心から思いました。

興味がない国に行くのも船旅の醍醐味?!

冒頭にも書きましたが、一番期待していなかった街が、こんなにも大好きになるなんて…まさに天国ですね☺
私にとってバルパライソは、絶対にいつかもう一度行きたい街になりました。

人に触れ、街に触れ、思っても見なかったアートに出会い、日本の常識ではありえない文化や生活におじゃましてみる・・・
知ることは楽しい!まさにそれを体感したからだと思います。

ぜひ皆さんも飛行機ではできない旅、知らないからこそ面白い!をピースボートの地球一周で見つけてくれたら嬉しいです^^