「ドロットニングホルムの王領地」(スウェーデン王国)

自然豊かな中世と現代が混ざる首都

世界幸福度、上位常連のスウェーデン

ピースボートが寄港するストックホルムは大小の14の島からなり、首都でありながら緑も多く、水と森の都と呼ばれている美しい街です。


旧市街のガムラ・スタンには、中世の街並みが残っていて、石畳の街が続きます。

映画「魔女の宅急便」のモデルになったと言われています。

王宮や教会、ノーベル博物館などの多くの見どころがあります。

街の片隅に、たった14cmの像「アイアン・ボーイ」があります


ぜひ、見つけてみてください☆

王様の家にお邪魔

ストックホルムの中心部から、約50
メーラン湖に浮かぶローベン島にある界遺産ドロットニングホルムの宮殿が現れます。

ドロットニング」は「王妃の小島」という意味です。


ここは現在もスウェーデン王室の住居として使用されているので、居住エリアを除き一般公開されています。
3階建ての宮殿内には、220室の部屋が存在します。


北欧のヴェルサイユは、本場に負けていない

ここには、16世紀に王族の夏の離宮がありました。
1661年に王妃ヘドヴィーク・エレオノーラが宮殿を購入しますが、その年に火事に遭って消失してしまいます。

翌年から建築を命じ、24年の歳月をかけて、1686年に完成しました。

その後も増改築され内部にロココ様式が取り入れられ、敷地内に劇場やフランス式庭園の一画にイギリス式庭園を造営するなど華麗な宮殿が完成しました。

墓地が世界遺産??

ストックホルム郊外にはもう一つ世界遺産があります。

その名も「森の墓地

世界遺産のお墓はピラミッドやインドのタージマハルなどがありますが、雰囲気が異なります。

このスコーグスシュルコーデンは、1900年代前半に建設された市民の共同墓地です。
王様や皇帝が眠っているということではありません。近代的な様式の建築物、そして「死者は森へ還る」という死生観が取り入れられ自然と調和している点で世界遺産に登録されました。

自然を大切にしながら都市づくりがなされたからこそ、生まれた景観だと感じます。


北欧に根付く妖精、トロール

スウェーデンでは、トロールたちは偶然出会った人間で、気に入った者には十分な富と幸福を与えると言います。

しかし気に入らなかった者には破壊と不運を与えると言います。

環境破壊が進む中、この国から学ぶものはたくさんあります。

 

ピースボートセンターふくおか 讃井悠介(さんこん)