イオラナ~!:イースター島の言葉でこんにちは
金曜日ブログ担当の澤田かをりです。(自己紹介記事はこちらから)
今年のゴールデンウイークはこれからの人生の中でも記憶に残るでしょうね・・・。
さて!今日はちょっと寄り道をして、『私の初イースター島上陸について』書きたいと思います。
待ちに待ったイースター島
モアイとの出会いは自己紹介の時にも少し触れていますが、私がイースター島を知ったのは12歳の夏、本屋さんでの出会いでした。今でも鮮明に当時の記憶が残っています。
実際にお金を貯め、環境を整えて島に向かったのがその10年後、22歳の時です。
私にとっての初海外旅行であり、初の一人旅でもありました。
そのときは本当に「帰って来られないかもしれない・・・」と不安に思いました。
どこになにがあるかというメモを信頼できる先輩に託し、私が帰って来なかったら両親に渡してもらう準備までしていました(笑)
少しでも安く行くためにはチリのサンチャゴ経由があるのですが、
仕事を辞められず3週間しか時間のない私は、少し高いですがタヒチ経由で入りました。
とは言っても、タヒチから島へは週に2便しかなかったため、往復のトランジット(乗り換え)で約5日間タヒチに滞在しました。
ピースボートの地球一周ではタヒチに行く航路もありますが、タヒチはとっても豊かな空気が流れていて大好きです。
島に着くと、たくさんの宿泊施設の客引きが待っていました。手には「1泊朝食付 20ドル」とか「ツアー付き」とかそんなことが書かれていました。
島には16泊するので、なるべく連泊して安くしてもらおうとつたない英語やメモで交渉しやっと宿を決めました。
宿は海まで歩いて5分、メイン通りのすぐ側でした。
コンパクトな部屋にベッドとクローゼット。トイレとシャワールームは共有。
食事は朝食のみ付いていて、毎食パンと紅茶とハムとチーズにジャム。
残ったパンにいろいろ挟み、お昼ご飯にしていました。夜はキッチンが自由に使えるので、スーパーで買ってきて作ったり、レストランで食べたり。
日中はのんびり過ごす日もあれば、私があまりに観光地に詳しいので日本人が来たらガイドをしてほしいと頼まれ、終日イースター島のあちらこちらをガイドしたり・・・。あっという間に月日は流れて行きました。
このブログでも書きましたが、海外出張中のモアイの眼が、私が帰る前日に博物館に戻って来たり、スコール的な雨はあってもずっと雨が降り続くことが17日間無かったのに、帰る日は大雨で「あぁ、島が私が帰るのを悲しんでいる・・・」と勝手に運命的なつながりを強化させ(笑)
絶対にまた来る!!!と決めたのでした。
再びイースター島へ
次に島に来たのは言うまでもなく、ピースボートの船に乗ってです。
島に着くまでに1週間ほど洋上生活でした。
私の中でカウントダウンが始まり、毎日島の素晴らしさを伝えたくて自主企画(※船の中で、参加者が主催者となり行う企画)を行いました。
紙でモアイ作ったり、私が行った時の話をしたり・・・。
そしていよいよ前日。
いてもたってもいられない私は、リュックにおやつや飲み物、防寒具などを詰め込みデッキに向かいました。
まだ全然見えないけど、絶対に一番に島をみたい!
そう思って、ずーっと前方デッキで船が進む先をただただ見ていました。
すると、なにやら後ろに気配が・・・。
船で知り合った仲間たちが集まって来てくれていました。それも、同じようにおやつやらカメラやらたくさん持って。
そして、もうどのくらい時間が経ったかわかりませんが、ついに島が見えたのです。
もう、感動と言ったら言葉では言い表せないほどで、自然と涙が出てきてもう感無量でした。
島が大きく見えるようになるまでずっーーーーーーーーーーっとその場を離れずに仲間と過ごせた時間はいまでも忘れられません。
初めて飛行機で来た時よりも、2回目の船で来た時の方が感動が大きかったのはどうしてだろう。
仲間たちがいてくれたこともあるけれど、「こんなに遠くの、本当に絶海の孤島と呼ばれるほど、周りに何も無い場所だったんだ」ということが船で実感できたことが大きいのではないかと思うのです。
飛行機は便利だし、とにかく早い。
実際、私は飛行機でイースター島に行った。そもそも、船という選択肢が無かった。
でも、もしピースボートを知っていたら飛行機ではなくて船で行ったかな。いや、あのときは時間が無かったから無理だね。
結論・・・両方経験できて良かった!
で、両方経験して思うのは、船って最高ということ。
船での移動は時間がかかること以外、何のデメリットも感じないのです。
時間がかかることすら私にはメリットのように思えます。
あ~、船に乗りたい。
そして、大海原で波をぼんやり眺め、目を閉じて風を感じて、空を見上げて、深呼吸して・・・
私、本当に大好きなんです、船の旅。
みなさんも、イースター島に行くなら是非船でどうぞ!
では、また来週~!