お久しぶりです、ピースボートセンターふくおかの澤田かをりです。
実は私、地球一周の船旅には14回乗船しています。
独身の時は1年に1,2回乗船していたのですが、結婚し出産してからしばらく船に乗ることはありませんでした。
2017年の春、私は7年ぶりでさらには初めて幼い子を2人連れて行くという、ドキドキの地球一周に出かけました。
神戸を出港するとき、息子たちは小さな体から大きな声を出し「お父ちゃん行ってきま~す!」その横で一人号泣する私・・・(笑)
船が日本から離れるにつれ、私は気持ちを切り替えましたが今度は息子たちが「帰りたい・・・お父ちゃんに会いたい・・・」
今まで独身の時には味わえなかったなんとも言えない気持ちでスタートしました。
心配もほんの数日。
子どもたちはすっかりお兄ちゃんお姉ちゃんと仲良くなり、また船の中にある「子どもの家」での生活に慣れ、とっても楽しそうに過ごし始めました。
久しぶりの船の上の仕事でしたが、子どもたちが日中は「子どもの家」で過ごしているので私も仕事に集中できました。
またベビーシッターをはじめたくさんの方々に相手をしてもらい息子二人も毎日イキイキしていました。
■子どもと訪れる外国、どう過ごす?!
寄港地ではいくつかエピソードがあります。
まずは彼らが一番楽しみにしていたところ、それはデンマークのコペンハーゲン!
なぜなら、LEGOの本店があるからです。2歳と5歳の息子は乗船前からLEGOにはまり、コペンハーゲンにお店があることを知ると「絶対に行きたい!!」と意気込んでいました。
そして、念願のお店に着いた時の嬉しそうな顔。あまり高いのは買えなかったけど、いまでも大切にしています。
コペンハーゲンの街ではパンと飲み物を買い、公園でピクニックして過ごしました。
続いてノルウェーの森の中で思いっきり遊んだこと。久しぶりの土に子どもたちも大喜びでした
ほかにもタイのプーケットで海に入ったり、スコットランドの旧市街散策したり、フィヨルドや運河や流氷など見たことのない景色に子どもなりの吸収があったと思います。
■船の中でもたくさんのふれあいが!
こどもってすごいな~って感心したことは、「言葉なんか関係ない」ということ。
船の中には1000人の乗客が。その中で一番長男が仲良かったのは・・・・・ベネズエラのダニエルという男性でした。
スペイン語と日本語で会話ができているように見えるくらい自然に過ごしていました。
肌の色、話す言語が違うことは別に特別な事ではないということを小さい時に身につけて欲しかったのですが
大人がなにか説明しなくても、実は子どもの方が差別や区別を持っていないんだなと身に染みました。
船では私たちだけではなく、7組の親子が乗っていました。いつも同じエリアで食事が出来たのでワイワイ楽しかったです。
ちょうど船の上でお誕生日を迎えた私は、みんなに祝ってもらいました。幸せ~
長男はお金を貯めて一人で地球一周に行きたい!と時々言います。
うんうん、是非成長した身体で心で行っておいで!見送りの時には号泣しちゃうだろうな~と想像するだけで涙がでそうです(笑)
一日も早く、世界中の人に会いに行ける時がやってきますように・・・