みなさん、こんにちは!ピースボートセンターふくおかの讃井悠介(さんこん)です!
本日紹介する世界遺産は、イタリアのシチリア島にある「ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ」です。初めて聞いた方も多いと思います。世界には沢山の世界遺産がありますが、僕自身もこの名前を聞いた時から一体何なのかさえも予想できずに長年気になっていました。
そして長年の想いを抱きながら、ようやく昨年の2019年に訪れることが出来ました!
ピースボートクルーズでもよく訪問するイタリアのシチリア島。よくイタリアを足に例えることがありますが、その足先で蹴っているような場所に位置する島です。地中海の島では最大の島で、日本でもよく耳にするシチリア産レモンが有名な温暖な場所です。この島は古くからイスラム文化とキリスト文化が混ざる歴史ある島です。
『あまり知られていない世界遺産の町』
昨年訪問した寄港地は「カタニア」です。このカタニアの一部もかつて島を襲った大地震の後に後期バロック様式で築かれ世界遺産に登録されています。
カタニアは港から街中まで徒歩でも行ける距離なので、カタニア以外の町に出かけても短時間でも散策を楽しめる場所です。
『この階段を見よ!』
カタニアから日帰りで行ける場所でもう一つお勧めの場所は「カルタジローネ」です。
ここで有名なのが階段です!
階段??と思った方もいると思いますが、このカルタジローネの町中に大階段があります。
これがとても美しいんです!!
142段ある階段の1段1段に陶器のタイルがはめ込まれているんです。
カルタジローネは焼き物の町として知られていて、町中でいたるところで色付けされたタイルを見ることができます。
とってもかわいらしいこの町も訪問してみてください。映えますよ!
『ここは床を見よ!』
そしてついに念願の「ヴィッラ・ロマーナ・デル・カサーレ」です。
ここはピアッツァ・アルメリーナという町にある、ローマ帝政時代の大富豪の別荘跡です。この大豪邸には63の部屋があります。部屋の数もすごいですが、注目は床です。
『床は一面、モザイク画』
人間や猛獣、また有名なビキニを着た乙女などのモザイク画が床一面に広がっています。
小さな石(タイル)を一つ一つ繋げて作り上げたモザイク画。技術の高さが伝わってきます。
かつて、この町を洪水が襲い長年埋もれてしまった為、保存状態が良い状態で残っていたそうです。世界でも屈指のローマ時代のモザイク画を味わってください。
ちなみに、ピアッツァ・アルメリーナは交通の便が悪いので行かれる際は注意してくださいね。
イタリアと聞くと、ローマやフィレンツェなどがすぐに頭に浮かぶ方も多いと思いますが、まだまだ知られていない世界の至宝をシチリア島で巡ってみてください。
旅疲れには、シチリア島が世界に誇る マルサラワインで乾杯を♪
※写真の飲み物はマルサラワインではありませんが。美味しい飲みものです。
ピースボートセンター 讃井悠介(さんこん)