砂漠の中の謎の都市

中東ヨルダン・ハシェミット王国。ピースボートクルーズでは、アカバというヨルダンの唯一の港町によく寄港します。見所も多く、塩分濃度が高く、誰で勝手に体が浮かぶ海「死海」やNGOピースボートならではのパレスチナ難民キャンプ地を訪問するツアーがあります。中でも人気の世界遺産がこの国にあります。その名も『ペトラ遺跡』。紀元前2世紀頃に遊牧民に建設された都市遺跡です。

アカバ港

ほとんどが未発掘

遊牧民の名前をナバテア人といいます。元々、隊商の略奪などの微収をしていましたが、やがて自分たちで交易を行うことになり、ペトラを首都としてナバテア王国を興しました。砂漠の交易路を支配して繁栄しましたが、やがて交易路として衰退し砂に埋もれていきました。19世紀初頭に再発見され、今も発掘作業が進んでいますが、それから2世紀経った今でも全体の85%が未発掘と言われています。

岩山

岩山の遺跡

ペトラ遺跡は、岩山に刻まれた建物や用水路などで構成されます。遺跡の入口からすぐに、このような岩山が続きます。「エル・ハズネ」と呼ばれる宝物殿を目指すには、さらに細い崖の間(「シーク」と言う)を通ります。シークを歩き約30分。目の前が急激に狭くなる場所があります。その先に…

シーク

 

抜けると、目の前には…!

急激に狭くなった場所を抜けると、目の前は一気に開けます。そして、そこに現れたものは!

エル・ハズネ

エル・ハズネその2

エル・ハズネ!!突然現れる岩山・岩壁を削られたこの建物の詳細は不明ですが、かつて内部から埋蔵の跡が発見されたので、お墓だったのではないかと言われています。高さは約40mです。

ペトラ遺跡の大半が、岩を彫り抜いてつくられています。この地域は雨があまり降らない地帯ですが、用水路は貯水池を建設し水を確保して、砂漠の中の中心都市として発展しました。エル・ハズネ以外にもペトラ遺跡には見所が多いです。

「壺の墓」と言われる遺跡には、4つの墓が近い距離であります。ここでは外観よりも内部に注目してください。内壁はマーブル模様になっています。

壺の墓

「エド・ディル」は、900段近い階段を登ったところにあります。大きさは「エル・ハズネ」より大きく、キリストの修道士が住んでいたところから修道院と呼ばれています。

エド・ディル

まだまだ発掘途中のペトラ遺跡。これからも私たちを不思議な世界へと導いてくれるはずです。徒歩での観光に疲れたら、ラクダやロバ、馬に乗って観光を楽しんでみてはいかがですか?