要塞が美しい街

南米、コロンビア。カリブ海に面した港町、カルタヘナには街を守るような形で堅牢な要塞が残ります。石造りで黒くなった要塞は、1500年代の植民地時代スペインによって、建設されました。

サン・フェリペ要塞

 

常に狙われた街

カルタヘナには先住民カラマリ族が暮らしていました。そこにスペイン人がやってきて戦いが起こり、征服されました。スペインは南米各地から集められた、金銀、エメラルド、カカオやタバコ、香辛料などを本国スペインへ輸送するための重要な貿易港として発展しました。その後、イギリスやフランス、カリブ海の海賊に攻撃を受け、占領された歴史もあります。それらから街を守るために作られたのが、要塞や約4キロの要塞でした。

カルタヘナの城壁

 

壁は登れないように斜めに立っていて、要塞内部も迷路のようになっています。

サン・フェリペ要塞内部

 

暗い歴史、そして明るい人々

これらの要塞の建設にかり出されたのは、主にアフリカ西部から連れてこられた黒人奴隷でした。約30万人といわれますが、過酷な労働から脱出した黒人も多くいたと言われます。逃げ出してもスペイン人に追われることがほとんどでしたが、奴隷の人々が逃げて作ったコミニティ「パレンケ」が、カルタヘナの南東サン・バジリオに唯一残ります。ここは、過去ピースボートクルーズのツアーでも訪れていた場所で、そこに暮らす人々が作った文化は「世界無形遺産」として登録されています。

パレンケ村での交流

 

パレンケでの交流2

 

現在のカルタヘナは、陽気な音楽が流れるリゾート地として、コロンビアで1番多くの観光客が集まる街になっています。街中もスペイン風の建物も多く、当時の名残を感じる事ができます。

大聖堂

路地の絵画

カルタヘナの街並み